二十四節気 「 白露 ( はくろ ) 」

明日から二十四節気が白露へと変わります。

この頃、昼夜の気温差が大きくなり、朝夕には空気が冷やされ露を結びます。

早朝の草木や草花に降りた露は、朝日に白く輝いて見えることがありますが、

昔の人は、この露を「白露」と表現しました。

 

白露は、露の美称「しらつゆ」のことで、秋の季語でもあります。

日本人からすると「白」というと一般的に冬をイメージしますが、

中国の五行説では「白」は秋の色とされているからだと言われています。

 

朝晩いつの間にか涼しくなりましたね。

この頃の抜けるような澄んだ青空は、初秋ならではのもの。

日中はまだ暑さが残りますが、朝夕の涼しさの中に肌寒さも感じ始め、

だんだんと秋の気配が深まっていきます。

 

七十二候 ・ 第四十二候 「 禾乃登 ( こくものみのる ) 」

処暑も末候に変わり、稲などの穀物が実り始める頃となりました。

「禾」とは、稲などの穂先に生えている毛のことですが、

稲や麦、稗や粟などの穀物の総称でもあります。

 

日に日に稲穂はこぼれるように実り、黄色く色づき始めます。

稲穂が頭を垂れるといよいよ刈入れ間近ですが、この時期は台風が多く、

農家の人々はまだまだ気が抜けません。

各地では、風をおさめ、豊作を祈る風鎮祭が行われます。

 

最近は雨続きでしたが、今日は久しぶりにカラッと晴れて初秋らしい気持ちのいい1日でした。

数日雨が続くとびっくりするほど雑草が生い茂りますが、庭の茗荷もすくすくと育っています。

草むしりのついでに引っ張ってみたら葉付きで茗荷が採れました。

茗荷

こんなにたくさんどうしよう、というくらい生えています。

茗荷1

ほのかな苦みとしゃきっとした歯ざわりが特徴の茗荷ですが、

食用にしているのは日本だけだそうです。

そういえば、春に行った岩手県の毛越寺の常行堂で抱き茗荷の紋を見ました。

何でも紋にしてしまう日本人って本当に面白いですね。

毛越寺

左端の白い幕に染められているのが、抱き茗荷の紋です。