七十二候 ・ 第四十七候 「 蟄虫坏戸 ( すごもりのむしとをとざす ) 」

秋分の次候の「 蟄虫坏戸 ( すごもりのむしとをとざす ) 」は、

啓蟄の初候の「 蟄虫啓戸 ( すごもりのむしとをひらく ) 」と対になる候です。

夏が終わり、寒さの到来を察知した虫たちが地中にもぐりだし、

冬ごもりの支度ををはじめる頃となりました。

 

蝶の幼虫はさなぎになって寒さに備え、クワガタやテントウ虫は成虫のまま

春まで木の根元や土の中に潜ります。

虫たちは秋冬が終わるのを、約半年間も土の中で静かに待ちます。

そして、啓蟄の頃に再び姿を現すのです。

 

ヤマトシジミ

先日、小豆の葉の上に「大和小灰蝶(ヤマトシジミ)」のつがいがいました。

羽を開いた姿がしじみ貝を開いたように見えることから名づけられたヤマトシジミ。

幼虫はカタバミの葉を食べて育つそうです。

 

そういえば、春先に菖蒲のそばにひっそり咲いているカタバミの姿をみかけました。

カタバミは、夜になると葉を閉じて眠りにつきますが、

そのとき、葉の片方が欠けているように見えることが名前の由来です。