七十二候 ・ 第四十五候 「 玄鳥去 ( つばめさる ) 」

白露が末候へと変わり、春先に飛来してきたツバメが去り始める頃となりました。

子育てを終え、季節の移り変わりとともに暖かい南の地域へと旅立っていきます。

越冬先である東南アジアやオーストラリアまでは数千キロ。

1日300キロ以上飛ぶこともあるそうです。

 

ツバメは昔から季節の移ろいを知らせてくれる鳥として人々に親しまれてきました。

夏に子育てしていたツバメを見なくなったら、秋が深くなってきた証拠です。

清明の初候は「 玄鳥至 ( つばめきたる ) 」。

暖かくなった春先にはまたツバメが日本へと戻ってくるので、それまでしばしのお別れです。

 

先週末に蓼科山に行ってきました。

その山荘付近で、ふっくらとした体つきが可愛いウソを発見しました。

ウソオス

ウソのオスは、頭と尾、翼の大部分が黒色で、喉が紅色なのが特徴です。

ウソメス

こちらはウソのメス。オスと違って紅色の部分がありません。

オスは照鷽(てりうそ)、メスは雨鷽(あめうそ)とも呼ばれます。

ヒ、フーなどと口笛のような声で鳴くウソは、

「嘯く(うそぶく)=口笛を吹く」というところから名づけられたそうです。

その細く、悲しげな調子を帯びた鳴き声は古くから愛され、

江戸時代には「弾琴鳥」や「うそひめ」と呼ばれることもありました。

 

ヤマネ

残念ながらウソの鳴き声を聞くことはできませんでしたが、

山頂の帰り道、とても小さく可愛らしいヤマネ(?)に出会うことができました。