七十二候 ・ 第四十四候 「 鶺鴒鳴 ( せきれいなく ) 」

白露の次候に変わり、鶺鴒が鳴き始める頃になりました。

「チチッチチッ」と鈴のように高い声を放ちながら、秋の空をさわやかに飛んでいく鶺鴒。

鶺鴒は水辺を好むため、そう馴染みのある鳥ではありませんが、

民家の軒下などにも巣を作るので、その鳴き声だけでも聞いたことがある人は多いはず。

 

鶺鴒は、長い尾が特徴のスマートな小鳥で、羽色は主に背黒、白、黄の3種類が見られ、

それぞれセグロセキレイ・ハクセキレイ・キセキレイなどと呼ばれています。

尾を上下に振り、地面を叩くように歩く様子から「石叩き」という異名がつけられました。

また、イザナギとイザナミに男女の交わりを教えたことから「恋教え鳥」とも。

こうした伝説から、鶺鴒は古来より結婚の儀に関係が深く、

皇室での成婚時に新床の飾りには鶺鴒が置かれてきたそうです。

 

白露

今朝、庭の草木を見てみると、白露(しらつゆ)が宿っていました。

先人が名づけた二十四節気の「白露」、まさにこの季節にぴったりな言葉だと思います。

露1

葉先に連なる美しい白露も見つけました。

「露が降りると晴れ」という言葉通り、

今日はさわやかな秋風が吹き抜ける気持ちのいい一日でした。