七十二候 ・ 第四十三候 「 草露白 ( くさのつゆしろし ) 」

白露の初候に変わり、野の草に降りた朝露が白く光って見える頃となりました。

露は夏から秋への季節の変わり目など、朝晩の気温が下がる日によく見られ、

秋の季語ともなっています。

 

「露が降りると晴れ」という天気の諺をご存知でしょうか。

露は、空気中の水蒸気が冷やされてできるもので、風と雲がない晴れた夜に、

地上の熱が上空に逃げる「放射冷却」という現象によって発生します。

昼間に太陽熱によって蓄えられた地上の熱は、夜になると太陽光が届かなくなり、

空に向かってどんどん逃げて行きます。

 

夜間雲がある場合は、地上から逃げ出す熱をある程度雲が防いでくれますが、

雲がない夜は、熱はそのまま宇宙へと放射され、地表温度は下がっていきます。

そして、1日のうちで最も気温が下がる明け方になると大気が冷え込み、露を結ぶというわけです。

もちろん、夜の間中雲一つなかった空は高気圧に覆われ、安定した気圧配置に

なっていることが多いので、昼になってもその天気は変わらず晴れのままです。

このため、朝に露が降りるとその日は晴れる、夜のうちに露が降りていると

翌日は晴れる可能性が高い、と言われています。

 

朝夕の涼しさがくっきりと際立ってくるようになりましたね。

この時期になると秋もだんだんと深まりを見せ始めます。

気付けば庭のシソに白くて小さな花がたくさんついていました。

紫蘇の花

そして、小豆のさやもだいぶ色が変わってきました。

収穫が待ち遠しいです。

小豆0910