七十二候・第三十八候 「寒蝉鳴 (ひぐらしなく)」 8/12~8/18

七十二候が立秋の次候に変わりました。

ヒグラシが「カナカナカナ」と甲高く鳴く頃を表した候ですが、実際にはもう少し早く鳴き始めます。

よく鳴くのは日の出前や日没後の薄暗い時間帯ですが、
気温が下がると日中でも鳴くようになるそうです。

どこか懐かしく涼しげなヒグラシの鳴き声は、ゆく夏を惜しんでいるかのようです。

セミの抜け殻

夏の間中聞こえてくるセミの声ですが、その種類は季節とともに移り変わります。

4月下旬頃「ゲーキョゲーキョ」と合唱しているのはハルゼミ。

6月頃から鳴くのはニイニイゼミ。「チィー」という声で1日中鳴いています。

そして、7月頃から盛んに聞こえるのはヒグラシの声。

7月中旬の盛夏から「ミーンミーン」と鳴くのは、ミンミンゼミ。

同じ頃、「ジリジリ」と油で揚げているような声で鳴くのはアブラゼミ。

7月下旬から8月上旬にはクマゼミの鳴き声も聞こえてきます。

声の主はみな成熟した雄で、お腹にある膜を震わせて鳴くそうです。

多くのセミたちが一斉に鳴きたてる声を、時雨の降る音に見立てて
「蝉時雨(せみしぐれ)」といいます。