七十二候・第二十九候 「菖蒲華 (あやめはなさく)」 6/26~7/2

七十二候が夏至の次候に変わり、菖蒲の花が美しく咲き始める頃となりました。

「いずれあやめか杜若」

これは、どちらも優れていて優劣がつかず、選択に迷うことのたとえです。

菖蒲(ショウブ)

言葉通り、非常に姿かたちが似ていて見分けがつきにくい
アヤメ、ハナショウブ、カキツバタですが、
まず5月上旬にアヤメから咲き始め、続いて5月中旬にカキツバタ、
5月中旬から6月下旬になるとハナショウブが咲き出します。

菖蒲は「あやめ」とも「しょうぶ」とも読むことが出来ますが、
「菖蒲華」の菖蒲は花の咲く時期から、ハナショウブではないかと考えられています。

菖蒲(ショウブ)の花

これら三つの見分けるポイントは花弁のつけ根を見ることです。

どれも紫色の花をしていますが、アヤメには網目模様、花菖蒲には黄色い菱形模様、
杜若には白く細い線が入っているのが特徴です。

また咲いている場所で見分ける方法もあり、
アヤメは水はけの良い草地に、カキツバタやハナショウブは水辺や湿地に咲きます。