七十二候・第二十八候 「乃東枯 (なつかれくさかるる)」 6/21~6/26

七十二候が夏至の初候に変わり、乃東が枯れていく頃となりました。

乃東とは、冬至に芽を出し夏至に枯れる「夏枯草(かこそう)」の古名で、
紫色の花を咲かせる「靫草(うつぼくさ)」の漢方名でもあります。

ウツボグサ

ウツボグサは、日当たりのよい山野の草地に群生し、夏至の頃に枯れていきますが、
この枯れて茶色くなった花穂が「夏枯草(かこそう)」です。

夏枯草は、古くから洋の東西を問わず漢方として用いられてきました。

この生薬を煎じて飲めば利尿、消炎作用があり、煎液はねんざ、腫物、浮腫の塗り薬として、
またうがい薬にも用います。

英名は「all-heal = 全てを癒す」。

また和名は、花の形が矢を入れる「うつぼ」という道具に似ていることから付けられました。

今回の候「乃東枯(なつかれくさかるる)」は、
冬至の初候「乃東生(なつかれくさしょうず)」と対になっています。