季節の言葉 「餅花 (もちばな)」

1月1日の大正月に門松を飾るように、1月15日の小正月には餅花を飾る風習があります。

餅花とは、柳やミズキ、榎、栗などの木に餅や団子を飾って豊作を祈願するもので、
たわわに実った稲穂を表しています。

餅花

一般に、大正月の行事には年神様を迎える「神迎え」の色彩が濃く、
小正月の行事には農耕の「予祝儀礼」の色彩が濃く見られます。

予祝儀礼とは、豊作を願って、農作業の様子や作物の実る様子を模擬的・象徴的に
表現して行う儀礼のことで、餅花や繭玉を作って豊作を祈願するのもその一つです。

お米を作る農家では五穀豊穣を願い餅花飾りを、
養蚕家ではたくさんの絹がとれるよう繭玉飾りを作ります。