七十二候・第四十六候 「 雷乃収声 ( かみなりすなわちこえをおさむ ) 」 9/23~9/27

七十二候が秋分の初候に変わり、春から夏にかけて鳴り響いた雷が収まる頃となりました。

今回の候は、春分の末候「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」と対になっています。

春分に鳴り始め、秋分に収まる雷、それは稲が育っていく時期と重なります。
そのため、昔の人は稲妻が稲を実らせると考えました。

秋空

古くは「稲夫」と書いて「いなつま」と読みました。

「つま」とはもともと配偶者の意で、夫婦や恋人が互いに相手を呼ぶ言葉で、
男女関係なく「妻」「夫」ともに「つま」といったそうです。

実際に雷は、気中の酸素や窒素に化学変化を起こさせ、
天然の肥料の窒素酸化物を作り、雨とともに大地に降り注ぎます。

この窒素酸化物は、窒素系の肥料と同じもので、稲や植物の成長を助けます。
椎茸などのキノコ類も、雷に反応して成長するのだそうです。

ちなみに「雷」は夏の季語ですが、「稲妻」としたときは初秋の季語となります。