季節の草花 「山吹 (やまぶき)」

山吹(ヤマブキ)

日本原産で各地の山野に自生するヤマブキ。

低山の明るい林の木陰などに群生し、
晩春から初夏にかけて鮮やかな黄金色の花を多数咲かせます。

この花の色を元にして日本の伝統色の一つ、ヤマブキ色が出来ました。

山吹

樹木ではありますが、枝は細く柔らかく、風に吹かれるとしなやかに揺れる様子から、
古くは「山振」の字があてられ、じきに「山吹」になったとされています。

山吹(やまぶき)

花だけでなく、みずみずしい緑の葉も美しく、古歌にも好んで詠まれてきました。

また、ヤマブキの枝の中には白い髄(芯)があり、
この髄は灯心や「山吹鉄砲」というおもちゃなどに利用されたそうです。

山吹の花

花は一重のものと重弁のものがあり、
基本は花びらは5枚で多数のおしべがある一重ですが、
八重咲の園芸品種「八重山吹(やえやまぶき)」も観賞用に広く栽培されます。

八重山吹(やえやまぶき)

ヤマブキはバラ科の落葉低木で、イギリスでは
「イエロー・ローズ」や「ジャパン・ローズ」と呼ばれるそうです。