季節の草花 「木蓮 (もくれん)」

シモクレン(紫木蓮)の花 - 1

昔は「木蘭(もくらん)」と呼ばれていたモクレン。

これは花がランに似ていることに由来しますが、今ではランよりもハスの花に似ているとして
モクレンと呼ばれるようになりました。

シモクレン(紫木蓮)の花 - 2

モクレンの花は黒みを含んだ紫色ですが、その内側は白色と、コントラストが美しく、
花には上品な芳香があります。

また花の咲く向きは上向きで、全開せずに半開状で咲くのが特徴です。

シモクレン(紫木蓮)の花 - 3

花が紫色であることから「紫木蓮(しもくれん)」の別名もあり、
一般に「モクレン」といえばこの紫色のシモクレンをさします。

ハクモクレン(白木蓮)の花 - 1

モクレンの仲間には白色の花をつける「白木蓮(はくもくれん)」がありますが、
しばしば「紫木蓮(しもくれん)」と混同されることから、このように呼び、区別します。

サラサモクレン(更紗木蓮)の花

なお、「更紗木蓮(さらさもくれん)」という品種もありますが、
こちらはシモクレンとハクモクレンの交配種。

花の色は両種の中間に相当するピンク色が基本ですが、やはり白から紫までの変化に富み、
ハクモクレンほどではありませんが、庭木としても植栽されます。

ハクモクレン(白木蓮)の花 - 2

開花時期はハクモクレン、サラサモクレン、シモクレンの順です。

まず春の彼岸あたりからハクモクレンが咲き始め、少し遅れてサラサモクレン、
そして晩春のこの頃にはシモクレンの花が開きます。

春が深くなるとともにモクレンの色も深みを増していくようです。