七十二候が雨水の末候に変わり、草木が萌え出す頃となりました。
だんだんと春めき、暖かい日差しに誘われるかのように、
地面や木々の枝々から萌葱色の小さな命がいっせいに芽吹き始めます。
着々と長くなる陽の光が大地に降り注ぎ、春の兆しは確実な気配へと変わります。
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七十二候が雨水の末候に変わり、草木が萌え出す頃となりました。
だんだんと春めき、暖かい日差しに誘われるかのように、
地面や木々の枝々から萌葱色の小さな命がいっせいに芽吹き始めます。
着々と長くなる陽の光が大地に降り注ぎ、春の兆しは確実な気配へと変わります。
七十二候が雨水の次候に変わり、春霞がたなびき始める頃となりました。
「靆=たなびく」は、霞や雲が層をなし、薄く長く漂っている様子を表しています。
春になると、冬の乾いた空気に比べて、大気中に細かな水滴や塵が増え、
遠くの景色がぼんやりと、かすんで見えることがありますが、
こうした現象を「霞」と呼びます。
七十二候が雨水の初候に変わり、あたたかな雨に大地が潤い活気づく頃となりました。
降っていた雪がしっとりとした春の雨に変わり、
凍てついた大地もゆっくりと潤い始めます。
忍び寄る春の気配に眠っていた植物が芽吹き始める季節です。
二十四節気が立春から雨水へと変わり、本格的な雪解けの季節となりました。
この頃になると厳しい寒さも和らいで、降る雪が雨へと変わり、
深く積もった雪も解け始めます。
雪解け水が大地や田畑を潤し、川や湖に張っていた氷も水に戻り、
ようやく春の足音が聞こえ始めます。
七十二候が立春・末候に変わりました。
「魚上氷」は、次第に春めき、凍っていた川や湖の表面が割れ、
魚が飛び跳ねる様子を表した候です。
そんな春先の薄く張った氷や解け残った氷のことを「薄氷(うすらい)」や「春の氷」、
「残る氷」と呼びます。
吹く風も柔らかくなり、温かくなった水の中にはゆらゆら泳ぐ魚の姿が見え始める季節です。
七十二候が立春・次候に変わり、山里ではウグイスが鳴き始める頃となりました。
「睍睆」とは鳴き声の良いという意味で、その美しい音色からウグイスは、
オオルリ、コマドリとともに日本三鳴鳥に数えられています。
七十二候が立春・初候に変わり、暖かい春風が川や湖の氷を解かし始める頃となりました。
ここでは「はるかぜ」と読んでいますが、東の風と書いて「こち」と読み、
春先に吹く東よりの柔らかな風のことをいいます。
東風は、春本番ののんびりと穏やかな風とは違い、まだ冷たさの残る早春の風。
東風が吹くようになると寒気が緩み、春を告げる風として喜ばれてきました。
立春は、二十四節気の最初の節気。暦の上では今日から春の始まりです。
長い冬が明け、これから少しずつ暖かくなっていきます。
日足が伸び、木々も次第に芽吹く頃で、暖かい地方では梅の花がほころび始めたりと、
立春はところどころで春の気配が感じられる季節です。